カラーレンズの話
一般的なメガネレンズは無色透明に近い色ですが、カラーレンズを選ぶ方も増えてきています。カラーレンズには大きく分けて、オシャレ用と機能カラーの2種類に分かれます。実用的でご自身に合うフレームやカラーを選んで、快適なメガネライフをお楽しみください。
オシャレ用カラーレンズ
目元のオシャレに、T.P.O.やファッションに合わせて、また肌色をきれいに見せるために、レンズカラーをコーディネートする方が増えています。メガネ店でレンズのカラーとフレームの形や色との組み合わせを色々と試して、ご自身に合ったオシャレを楽しまれてはいかがでしょうか。
カラーレンズの使用上の注意点はこちら
近く専用レンズです。見える範囲はレンズの種類や度数等によって異なります。
●視感透過率8%以下のカラーレンズは運転に使用しないでください。 |
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●視感透過率75%未満のカラーレンズは夜間、夕暮れ時の運転に使用しないでください。 |
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●青、緑、赤などの特殊カラーレンズは運転に使用しないでください。 |
機能カラーレンズ(アイプロテクションレンズ)
手元専用の老視用の単焦点メガネレンズは遠くが見えませんが、遠くから手元まで一枚のレンズで連続的に見えるように度数が変化する累進屈折力メガネレンズがあります。さらに累進屈折力メガネレンズには、遠方、中間、近方が切れ目なく見える設計のメガネレンズ、中間や近方を重視する設計の中近メガネレンズや近近メガネレンズの3つのタイプがあります。
短波長光を軽減し、コントラスト感度が低下しがちな方に快適な視界を提供します。装用時の見え方には個人差がありますが、主な特長は以下の3つです。
1.シャープに見えます。
2.チラツキ感が減少します。
3.コントラストが向上します。
*個人差がありますので、メガネ店で体感されることをおすすめします。
PCを日常的に長時間使用される方、PCモニターが眩しくて目が疲れる方におすすめなのがオフィスカラー。オフィスカラーはコントラストを高め、目の負担を抑えます。
太陽光や紫外線によって色が変わる調光レンズ(フォトクロミックレンズ)があります。室内にいるときは普通のメガネレンズが、外に出たときに太陽光に反応して発色するレンズです。発色の程度にかかわらず、紫外線をほぼ100%カットします。
自然光にはあらゆる方向の波が含まれています。その中から一定方向の光だけを遮断させる働きがあるのが偏光レンズです。乱反射等からの眩しい光のギラつきが抑えられるため、水面に反射する光で裸眼では水中が見通せないような時でも、偏光レンズを掛ける」と、水中を泳ぐ魚を見やすくなるので、釣りなどのアウトドアでもおすすめです。ギラつきを遮断することで、目の疲れも軽減します。近視・遠視・乱視用レンズに対応、お好みや目的にあわせて3種類のカラーから選べます。
短波長光をカットし、コントラスト効果も高めた、網膜色素変性症や白子症などの方用の医療用カラーレンズや、水晶体に近い透過性を持つ白内障術後の方のカラーレンズがあります。どちらも遠近両用メガネレンズや近視・遠視・乱視用のプラスチックレンズに対応しています。
「障害者自立支援法」(補装具支給事務取扱指針について)に基づき、補装具にあたる遮光眼鏡を購入する際に市町村より補装具費が支給される制度があります。支給が受けられる条件は
(1)視覚障害により、身体障害者手帳を取得していること。
(2)羞明を来していること。
(3)羞明の軽減に遮光眼鏡の装用より優先される治療法がないこと。
(4)補装具費支給事務取扱指針に定める眼科医による選定、処方であること。
詳しくは、居住地の福祉保健局もしくは、身体障害者更生相談所にご相談ください。
※遮光眼鏡とは羞明の軽減を目的として可視光のうちの一部の透過を抑制するものであって、分光透過率曲線が公表されているものであること。